2021年11月2日 / 最終更新日時 : 2021年12月18日 chigyou 読む法話 日常茶飯寺 『大きな心の下で』 読む法話 日常茶飯寺 vol.23 早いもので十一月になりました。今月は西福寺で報恩講法要がありますので、今号は「恩」ということについて書きたいと思います。 恩という思想のルーツを探ってみると、古代インドで使われていたパーリ語の中に「カタンニュー」という […]
2021年11月2日 / 最終更新日時 : 2021年12月18日 chigyou 大前しでん(西福寺門徒)小説 『氷の解けるまで(7話)』大前しでん小説 ㈤真実 あっ、人志君が来たような車の音がした。 門扉の向こうにある彼岸花達の横には納屋があって農機具や餅つき道具の杵や臼、蒸籠など今や都会で見せると骨董品のような品々が収納され、その傍に寄り添うかのように母さんの大切にし […]
2021年10月9日 / 最終更新日時 : 2021年11月2日 chigyou 大前しでん(西福寺門徒)小説 『氷の解けるまで(6話)』大前しでん小説 「おい、そんな言い方無いだろう。仮にも俺は圭ちゃんの婿になる男なんだぜ」 「そりゃ、そうよ。決まってるじゃない。 そうね、人志君言い過ぎた。ごめんね」 「別にいいけど、いつも冷静な圭ちゃんがそこまでムキになるってことは、 […]
2021年10月9日 / 最終更新日時 : 2021年11月2日 chigyou 読む法話 日常茶飯寺 『お母さん、また会えるよ』 読む法話 日常茶飯寺 vol.22 「また会える世界がある」そのことがどれだけ多くの人の人生を支えてきたことか。今号はそのことについて書きたいと思います。 日本の小説家、井伏鱒二氏が残した有名な言葉があります。 コノサカヅキヲ受ケテクレドウゾナミナミツガシ […]
2021年9月7日 / 最終更新日時 : 2021年11月2日 chigyou 読む法話 日常茶飯寺 『阿弥陀さまっているの?浄土ってあるの?』 読む法話 日常茶飯寺 vol.21 阿弥陀さまって本当にいるんだろうか?浄土って本当にあるんだろうか? 「有る」のか、はたまた「無い」のか。私も含めて、科学に取り憑かれた現代人の多くが気になるところではないでしょうか。 その点において仏教は、「あるのでも […]
2021年9月7日 / 最終更新日時 : 2021年9月7日 chigyou 大前しでん(西福寺門徒)小説 『氷の解けるまで(5話)』大前しでん小説 「私はその現実が信じられなくて、信じられなくて、ただひたすら泣いて泣いて。 それからは私の人生なんてどうでもいいと自暴自棄になって中学三年の時に自分の命を殺め母さんに謝りに行こうとした時だった。 死に方も解らずリストカッ […]
2021年8月19日 / 最終更新日時 : 2021年9月7日 chigyou お知らせ 布教大会中止のお知らせ 2021年8月24日に開催を予定しておりました布教大会ですが、兵庫県に緊急事態宣言が発出されましたので中止とさせていただきます。ご予定いただいておりました皆様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承くださいますようお願い申し […]
2021年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年8月19日 chigyou 読む法話 日常茶飯寺 『お盆の由来』 読む法話 日常茶飯寺 vol.20 この日常茶飯寺も20号目を迎えました。コロナ禍になり思うように寺院活動ができなくなって、ご自宅でも仏教に触れていただけるように、「この日常茶飯寺を毎月発行します!」と高らかに宣言したのが去年の6月のことでした。最初は月 […]
2021年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年9月28日 chigyou 大前しでん(西福寺門徒)小説 『氷の解けるまで(4話)』大前しでん小説 (三)告白 「どうしたの圭ちゃん 今日は何だか浮かない表情してるよね?」 「人志君さぁ、来週の日曜が来るのが何だか怖いんでしょ?」 「圭ちゃん、どうしてそんなにお父さんのことが怖いの?正直、圭子の性格からは全く想像もつか […]
2021年7月20日 / 最終更新日時 : 2021年8月6日 chigyou 大前しでん(西福寺門徒)小説 『氷の解けるまで(3話)』大前しでん小説 そうやって、日々行う一方通行の魂と心の触れ合いにも終焉が訪れるのだった。 今、思うとこのような父の習慣や細かい一つ一つの所作を気にするようになったのは「全部あの日から始まったのだ」と圭子は落胆し今でも心が締めつけられる思 […]