大前しでん氏 小説連載終了のお知らせ

 日常茶飯寺が始まって以来、大前しでん氏の小説を連載していただいてきましたが、前回の『氷の解けるまで』の最終話をもちまして連載を終了することになりました。大前しでん氏には長い間、渾身の作品をご提供いただき日常茶飯寺に彩りをもたらしてくださいましたこと、この場を借りまして御礼申しあげます。有り難うございました。
 大前しでん氏よりコメントを頂いておりますので掲載させていただきます。


日常茶飯寺〜私小説連載終了に際して〜ご挨拶

 これまで長きにわたり、私のつたない小説にお付き合い頂き誠に有難うございました。
これもひとえに制作・編集など全体のコーディネートに携わって下さった西福寺尾野住職様をはじめ、多くの読者となって下さった門徒様のお陰によるものと心より感謝申し上げる次第です。
 今後も引き続き地道な活動ではありますが、私の世界観で執筆活動を続けてまいります。
また、どこかでご縁がありましたら私の能書きに目を通して頂けますと幸いです。
  
 戦争、疫病、異常気象、インフレ 不安要素を数えるとキリがありません。
人口知能が支配するデジタル社会に正常な人間が存在できるのでしょうか?
  
 ひとり、ひとりの人間が「生きる」ことの本質を冷静に考える。

煩悩に溺れ、集団浅慮に陥ることのない社会になれるよう心より祈念致します。

大前しでん